ノラと皇女と野良猫ハート ざっくり紹介・レビュー
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作品紹介
概要
作品名:ノラと皇女と野良猫ハート
メーカー:HARUKAZE
キャラクターデザイン:大空樹
シナリオ:はと(十鳩)
ジャンル:絶対キミと添い遂げる、臆病で勇敢なブレイブハートストーリー
総プレイ時間:20時間程
公式サイト:http://harukaze-soft.com/nora/
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あらすじ
かつて母を亡くし、天涯孤独の身の上のノラ。
彼の周りにいるのは、優しくて個性的な友人たちだった。
そしてある日、冥界の皇女・パトリシアが彼の前に現れる。
彼女によって、ノラの日常は驚きの連続になった。
かけがえのない人たちと過ごす奇跡のような時間の中、
ノラはどれほどの思い出を紡げるだろうか――
こんな人におすすめ
一目惚れしたヒロインがいる人
個別ルートに入ると他のヒロインがほぼ出なくなるのが嫌な人
おとぎばなしのような詩的表現を素直に受け入れられる人
注目ポイント
幼馴染一行+冥界の皇女が繰り広げるドタバタ劇
パロティネタに頼らず単純に面白いテキスト(ポエムもあるよ)
個人的レビュー(感想:最高!)
総評
HARUKAZE二作目にして出世作。
ゲームスタート画面で流れる各キャラクターによるランダムなタイトルコールで既に「ああ、このゲーム面白いわ」と確信したゲームでしたね。あそこまで遊んでくれるともう気持ちが良いです。
基本的にギャグノリのキャラゲーですが、このキャラクターがもうどれも魅力的でしたね。
皇女らしい上品な言動と好奇心の強いおてんば娘の顔を合わせ持つ、文句なしメインヒロイン、パトリシア・オブ・エンド
一般的な風紀委員長キャラかと思いきやゲキオモぶっ飛び女だった、黒木未知
軽いノリの後輩キャラでありながら実は誰より優しくてか弱い女の子の、明日原ユウキ
過去を背負いながらもしっかりと母性に溢れる一人の人間だった、夕莉シャチ
メインヒロインだけ見てもどこのゲームに出しても恥ずかしくない強力ラインナップで、もう一人一人とのやりとりが楽しくて楽しくて。
なおシナリオに関しては、上手くまとまってはいたものの、共通ルートが楽しすぎた反動で一部ルートにおいてはうん…と感じた部分があったのも事実です。
有り体に言えばクソシリアスとも呼ぶのでしょうか、そういった要素が没入を多少邪魔してましたね。
そういう要素があまり感じられなかったパトリシアルートはメインだけあって最高の出来だっただけに、他のヒロインのルートがもったいなかったです。
特に黒木ルートは黒木母と黒木の関係性がメインになってくるのですが、これが正直やりすぎというか、単純に不快感が勝ってしまったのがちょっとね…
まあここに関しては人によって受け取り方が劇的に変わる部分かも知れませんね。
好きなシーン(体験版範囲)
このゲームって要所要所で素敵なポエム(主にパトが犯人)が多いのですが、その中でもずっと覚えているのがこの部分ですね。
このセリフ、前後の雰囲気にゲームの主幹となるテーマが含まれてると思います。
ノラととというゲームがここから本格的に始まる(ゲーム的にもこの後ぐらいに個別ルート入りますし笑)といった意味でも名シーンだと思います。
押しヒロイン
ベスト・オブ・小鳥居夕花(個人の感想です)、パトリシア・オブ・エンドです。
私なんか普通は一つのエロゲ終わったら割とすぐに他のゲームを始めるタイプなのですが、このゲームにおいてはただ一点、パトの魅力から抜け出せずにしばらく他のエロゲができなかったぐらい、大好きです。
上品で堂々とした皇女と好奇心旺盛のおてんば娘のあわせ技がもう最強過ぎますね。
ギャグシーンではひたすら可愛く、シリアスシーンではひたすら美しい、最高のヒロインでした。
なんと続編では更に武器を増やして出てくるという事実。続編でもパトを攻略したかった…(血涙)
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続編合わせてフルプライスで買っても決して損はしない作品だと思います。
寝不足覚悟で購入、しましょう!